2014年05月07日

フレット交換

フレットの交換はフレットが減り過ぎてこれ以上フレットの擦り合わせが出来ない時やフレットの高さ以上にネックの反りが大きくなってしまい、しかもロッドの調整で反りが治らない時、部分的に反りが大きくある時などが一般的にフレット交換の時期ですが、
プレアビティー上交換が必要な場合もあります。高いフレットの方が弾き易く感じてる人などはフレットの擦り合わせでも全く問題の無いネックにする事が可能でも高い方が弾き易く感じる人はフレットがある程度の高さまで低くなって交換する方もいます。
それとは逆に低いフレットが好みの方はフレット交換の時に低いタイプのフレットに交換する人もいます。

作業はまずフレットを抜き指板を真っすぐな状態に修正します。
指板をナットの位置からブリッジ側の端まで真っすぐにする事が理想ですので、ナットは外して作業を行います。フレット摺り合わせと同じように弦を張った状態で指板が真っすぐになる事が理想です。
弦を張った状態で指板が真っすぐになっていれば、その後する擦り合わせ作業で新しいフレットを最小限削るだけで仕上げる事が出来るからです。
その為に作業を行う前に弦を張った状態で指板がどういう状態なのか把握する事がとても大事になってきます。
また、指板を真っすぐにするのと同時に指板のRも整える事がフレットを綺麗に打つのに大事な要素になります。

フレットは何種類かのタイプがあるので、弾き易さとサウンドの両方の事を考えて選ぶ事をお勧めいたします。
また、フレットが入っている溝がメーカーによって広かったり、狭かったりするので溝に合ったフレットを打つ事も必要です。(多少の誤差はフレットを加工して打ちます。)
フレットを打ったら、フレットサイドの加工をしてナットを取付けて弦を張り、そしてフレットの擦り合わせをして完成ですが、
当工房ではフレットを打った後や幾つかの作業の後に一定の期間作業をストップする事にしています。
新しいフレットを打った後にネックが反ったりする事が多いので幾つかの行程で時間をおく必要があると考えています。
また、余談ですがフレットを打った人で音が違うと感じています。
この辺は人それぞれですが、スタッフや同業者と話をすると同じような事を感じているが何人かいました。
理由はフレットを打つ時の力加減なのか、道具の違いなのか、
もしかしたら気のせいなのか、、、、、、

フレットの交換は沢山の作業工程があるので奥の深い作業です。
指板に塗装が乗っているモデルもありますので、今だに色々試行錯誤を繰り返しながら模索しています。
フレット交換だけの話でも朝になってしまう程の要素があるので、今回はこの辺にしておきます。

野平工房  フレット交換 ¥40.000〜(税抜き)
posted by kaz at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 修理
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